
しかけ絵本【特集】キース・モーズレー その2
これ以上文字が追加出来ないようですので
これからご紹介するモーズレーの絵本は
この記事に随時追加させて頂きます。
モーズレーの飛び出す絵本は美しい花を扱っているのも多いですが
こちらも花のポエム絵本『Poetry of Flowers』
イラスト:パトリシア・ホィタッカー.(水彩画家)
載っているポエムはアメリカ人には馴染みのようですね。
Aubrey De VereのSpringから始まって14ポエム。
私は英語のポエムが苦手で(笑)ちゃんと読んでいません ((^┰^@))ゞ
モーズレーのしかけを見るために入手しました。
最近のしかけ絵本のようなボリュームはありませんが
薔薇や蒲公英、ポピーなど綺麗なお花が
活き活きとした動きで飛び出します。全7シーン。大判サイズ。
簡単(そうに見える)しかけで
活き活きとした花の動きが作れてしまう彼は
本当に素晴らしいと思います。
歴史あるペンドラゴン城のパノラマ絵本。
アーサー王の父とされるユーサー・ペンドラゴンによって
ブリタニアに建てられたと言われる
3mの厚みがある石灰石の壁で作られたお城。
城跡の一部は今でも実在する。
縦22cm、横15、5cm 一見小さな絵本に見えますが…
少し動かせるタブ仕掛けは面白い工夫がされています^^
Twitterで教えて頂き、入手しました^^
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シーンの説明 左より→右へ
中庭 敵の侵攻を防ぐ為、門の外は水路。城への出入りはこの場所からのみ許可。
上:大勢の人間が席について食事できる長テーブルのグレート・ホール
特別なイベントがある際は芸人が歌や手品もあった。
下:城の地下には犯罪者を隔離する為の牢獄が。
上:メインの寝室は冷気を防ぐ厚手のカーテン付き天蓋ベッド
寝具にはキルトやフェザーなどが豪華に使われていました。
下:キッチンには専属の料理人たちが常駐。
上:一着45kg以上ある鎧は全てオーダーメイド
一人一人の寸法にあったものが腕利きの仕立て屋によって作られていました。
下:武器の製造や修理を手がける鍛冶屋
当時騎士にとって最も重要だった馬は、馬舎にて丁寧に世話されていました。
キャッスル お城のポップアップ絵本
『シンデレラ』 『眠れる森の美女』 『美女と野獣』
3話の登場人物たちが住んでいます(^m^)
360度にぐるりと開くメリーゴーラウンド型仕掛け絵本。
この手の絵本としては、作りは凝っている方では無いですが、
三角屋根のてっぺんまで50cm位にまで高くなる
デザインの工夫がされています。
これはさすがだと思います。
こちらは飛び出す絵本ではなく
ちょっと変わったテカテカのエンボス加工。
エンボスの隠し絵になっています。
触るしかけ絵本とも言えますね。
全体で90箇所以上もあって凝っています。
【絵本の内容】
おじーちゃんと男の子、ワンちゃんで
恐竜がいるという噂の島へ探検に行くのですが
なかなか恐竜に会えません。
(傍にいる恐竜や恐竜の骨が隠し絵になっています。)
最後は諦めて帰るのですが
おじーちゃんの様子がとても面白おかしいです。
彼はこんなにイラストが上手だったのですね。
ペーパーエンジニアの才能だけでなく
イラストレーターとしても素晴らしいです!
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シリーズで出ています。
Where's the Pirate?(海賊はどこだ?)
蒸気機関車のポップアップ絵本
1825年の初期の小さな機関車から
1958年までの蒸気機関車まで
西洋の蒸気機関車の歴史とデザインが載っています。
ボリュームは最近のしかけ絵本に比べるとないですが
見開きで7シーン。レトロな機関車が良い感じ。
特に鉄道ファンはチェックしたい立体絵本
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Steam Locomotives 【洋書】
イギリスの女流賛美歌作者セシル・F・アレクサンダーの
『All Things Bright and Beautiful』飛び出す絵本。
簡単な英語(英検4~3級程度)で分かりやすいです。
全6シーン。本のサイズ・ボリューム共、
最近のしかけ絵本に比べるとそれほどありませんが
ページ開閉時にどのシーンも可愛い動きがあり
彼のセンスに感動しました。
イラスト:リンダ・バーキンショー
自分でタブを動すしかけ。
シンプルなのですがよく出来ています。
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リンダ・バーキンショーは
ベテランイラストレーターで
児童書を沢山出している様です。
こちらは小さな小さな飛び出す絵本
縦15センチ×横12センチ×厚1センチ
お庭のポエムと花々のポップアップ。
表紙のハミングバードのポップアップシーンがないのが
少し物足りない感じもしますが
最後の猫ちゃんのシーンがとてもかわいいです。
イラスト:モーズレー、パット・ホィタッカー
ペーパーエンジニア:ブライアン・バートル?
この絵本のしかけはどうみてもモーズレーぽいです(笑)
モーズレーが監修したのかもしれませんね。
バートルと彼は何作か共著があります。
和書・洋書 表紙
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庭 (花のしかけえほんシリーズ) 【和書】
モーズレー 他の花の飛び出す絵本
八角形の面白い形の絵本
1988~1994年に出版された、
スプーキーな(気味悪い、怖い)絵本。シリーズで5作?出ています。
絵本サイズ:縦15.5cm×横13cm ×厚さ1cm ミニサイズです。
↓下の絵本の内容
読者はミステリアスな古い館の中へ案内されます。
各シーンに怪しげな化け物たちが登場し
奇妙な食事など出されたりしますが、怖く無いです(・v・)ノ(笑)
小さいお子さんだと怖がるでしょうね。
派手な飛び出しはありませんが
5シーン全てにタブ仕掛けが使われていて
このセンスはさすがだと思います。
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和書ではキース・モーズレイ、キース・モーズリーと記載されていることも。
モーズレーの名前は目立っていませんが、
こちらも彼が立体デザインした仕掛け絵本です。
兎一家の温かいクリスマスイブを描いたストーリー
この絵本の形がこんな感じ。
メリーゴーラウンド型とトンネルブックを足して割った様な^^
タブで動く仕掛けも有ります。
(リボンは無くて、クリップなどで留めます。)

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絶滅危機にある世界の動物8種について書かれている本。
読者の子供達にどうしたら良いのか?問いかけています。
タイガーやオランウータン他(ポップアップは6シーン)
オーストラリアン・ゴースト・バット
アフリカノロバのポップアップ。
それぞれの脚を見ていると分かりますが
脚の動きが良くデザインされています。(GIFが荒くてすみません。)
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アニマル・イン・デインジャー 【洋書】
皆がよく知っているおとぎ話。登場人物は全てネズミです(笑)
このユーモラスな飛び出す絵本は1980年代後半にシリーズで
美女と野獣、ロビンソン漂流記、白雪姫、シンデレラ他出版されました。
あ、下記の『ヘンゼルとグレーテル』だけは
ヘンゼル役はハムスターです。
ヘンゼルとハムスターの頭文字がHだからでしょうか?
作りはシンプルですが、仕掛けに動きがあっていいです。
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19世紀の大物絵本作家
アーネスト・ニスターの『マザー・グース』のイラストが
現代しかけ絵本の達人モーズレーの手によって
飛び出す絵本となって出版された事があります。
ロバート・サブダの絵本のようなボリュームはありませんが
何と言ってもニスター&モーズレー豪華コンビ。
私の大好きな1冊です。
ブランコのしかけも可愛いです。
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余 談
アマゾンにISBN違いでもう1冊出ていました。
表紙のイラストが同じでPOP-UPとなっています。
Favouritesとスペルがなっているので
英国版かな?と予想はしています。
追記:ショココマミーさんより情報有
ありがとうございます^^
中身は同じ様ですね。
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Mother Goose Favourites
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