
今回の絵本は『シンデレラ』
切り絵で描かれています。
外箱のケースにまで
細かい切り抜き(ダイカット)が施されている作品^^
最近の絵本にしてはやや小さめ。
サイズは17.5 x 19.8 x 1.8 cm
トビラにも
切り抜きされている^^
カラーイラストは殆どがコラージュ画の様です。
紙を重ねて切り貼りしている箇所は
陰で立体感があります(写真では伝わりにくいですが)
イラストの感じは現代風かな?
絵の好みは分かれるかも。
シンデレラが舞踏会へ行く際は兎の耳がついています(笑)
私はこういうのも好きですねぇ^。^個性的
人物、服や建物などもレトロな感じではありません。
最も中心の見開きページを除き
どのシーンにも必ずダイカットがあって
左右、どのシーンにもマッチする
影絵の雰囲気も楽しめます。
(上2点の写真は出版社のサイトより)
細かいダイカットのページが多いわけですが、
それらのページはカラーページとは別に印刷されています。
コストを下げる為にも良いアイディアだなと思いました^^
▼アマゾン
今回の『シンデレラ』の切り絵の本は
最近アメリカ人となったキューバ出身の画家エルサ・モラが
絶賛していたからなんです^^
モラは切り絵画家としても世界的に有名で
下記のペーパーカッティングの表紙も手がけています。
この本はモラだけでなく
世界を代表するペーパーアーティストたちの作品集になっていて
日本の蒼山日菜さんも紹介されています!!
▼アマゾン
余談ですが…
1箇所(印刷ミスかな?スペルミス?)
小さな紙が貼られている箇所がありますが
ご愛嬌で特に気になるものではありません。
この絵本を出しているタンゴブックスという英国の出版社は
なかなか面白い絵本を多数出しています。
以前記事にしました
復刊されたヴィクトリアン・ドールハウス
あの立体絵本もタンゴブックスから出ています。
ちなみに、私の持っている古い本は別の出版社からのものです^^
タンゴを踊っている狼と羊?(笑)
ユニークなロゴマーク タンゴブックス社
最近は
こういう凝っている切り抜きの絵本が
多数の出版社から出ている様ですね^^
ジグザグなアコーディオン型絵本 ご存知の『赤ずきん』
可愛らしいイラストのカッティングセンス良いですね。気になる作家。
これまでに実際に切ってみた切り絵、切り紙はこちらの書庫にまとめています。
図柄は市販の図案集からのが殆どです^^