■ Inkscapeの自動トレースは使えるのか?
Inkscape(インクスケープ)は
無料版のドロー系ソフトで有名な様ですね。
以前Twitterで教えて頂きました。
普段はIllustratorを使って
切り絵の図案は自動トレースしていますが、
Inkscapeにも似た様な機能があることを知り
先日の切り絵の図案を使って
その機能を検証してみることにしました^^
■ ソフトで図案を自動トレースする理由
■手作業で図案をトレースするのが苦手。面倒くさい(笑)
■手作業で図案をトレースするには時間がかかりすぎる複雑なデザイン。
極端に細い線はソフトでは抽出できない場合もありますが。
■既に切った切り絵と同じものを切りたい。
切った切り絵をスキャンしてトレース、データ化しておけば
同じデザインを繰り返し切る場合に便利。
■プリントアウトする際のインク代を節約したい。
切り絵はアウトラインのみあれば切れますね。
グレー色の面や、黒ベタの多い図案は結構インクを消費します!
それを避けるために、細い線画にするという事です。
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尚、使える紙やサイズは限定されますが
切る紙の裏に直線印刷して切る場合もあります。
コピー用紙の型紙を貼らないので切り易いです。
もちろん、インク代の節約にもなりますね。
使える紙=折り紙、レース切り絵専用紙、シルエット用紙
薄い色の色上質紙、薄い色の画用紙、
ケント紙など
(薄い紙が通せるかはプリンター次第。
紙詰まりの原因になるかもしれませんので
試される方は自己責任でお願いします。
薄い紙を使う際は、1枚のみでは無くて
3枚~5枚同じサイズの紙を重ねてセット。)
使える紙サイズ=手持ちのプリンターに通せるサイズ
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細い線だと、見えにくいor切りにくいという方は、
グレー色や黒ベタでもトレースできます^^
■ 自動トレースの検証結果
自動トレースの方法 (メニュー パス /ビットマップをトレース)
詳しい手順はネットに沢山アップされていますので、検索されてみて下さい。
自動トレースに使える画像の解像度。
色々やってみた結果、解像度は300dpi~600dpi
数分でトレース完了(^0^)ノ
デザインによってはもっと高解像度が必要かも?
スキャンに時間がかかったり、データは重くなりますが。
トレースしたものにズームインしてみると、
全体的に線がやや滑らかになっています。
滑らかな線というのは良いことなのですが
欠点は細い線が太くなったり、潰れ気味になる場合も。
全体的に線がやや滑らかになっています。
滑らかな線というのは良いことなのですが
欠点は細い線が太くなったり、潰れ気味になる場合も。
ピンクの丸部分を比べて見るとベタ部分が
少々潰れている様な…
黄色い矢印部分
少しわかりにくいですが、
スキャンする際にガラス面に小さなゴミが付いていた様で
それまで忠実にトレースされています^v^(笑)
検証結果 まとめ
↓↓↓
設定に慣れが必要かもしれませんが
そこそこ使えそう(笑)
正直、
このソフトの機能はまだよく分かっていません(^。^;
ちゃんと設定できれば
もっとトレース結果は良いのかもしれません。
■ Illustrator 対 Inkscape
設定の慣れもあると思いますが、
トレースの正確さはIllustratorの方が上?
でも、Illustratorの方は有償。
私は3つ前の旧バージョンを現在も使っています。
たぶんWindows10にもバージョンアップしません。
Illustratorが使えなくなると困るからです(笑)
一方のInkscapeは
無料版にしては色々な機能が満載のソフトの様です。
Windows10対応版が出るかどうかは分かりませんが、
研究すると奥が深そう。侮れないソフトですね。
■ Inkscape ダウンロード
Inkscapeに興味のある方は
ご自身のパソコン環境をご確認の上、
インストールは自己責任でお願いします。
メニューの日本語化は簡単! (Yokoさんより)
edit→preference→interfaceでlanguageをJapaneseに変更し、
Inkscapeを再起動すればOK!
疑問点はネットを検索されてみて下さいね。
多くのInkscape愛用者が記事を沢山アップしています。
アート関連の書籍で定評のある米国のDover社。
洋風のアンティークなシルエット集が多数発行されています。
スキャン不要のCD版や、手軽なキンドル版(キンドル本体は不要)も一部出てきています。
商用の著作権については本の中に明記されていますので、ご確認下さい。
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