今回お話しする切り絵というのは
折り紙や、レース切り絵専用紙など
薄めの紙の切り絵に限定します。
薄めの紙に使うハサミは特殊ですね。
「レース切り絵専用のハサミは予算的に無理だけど、
手芸用のハサミだと、繊細な線が切れないので
他に代用できる手頃なハサミを探している。」
そういう方の、
ハサミを選ぶ際の参考になれば幸いです。
私は
年中切り絵をしているわけではありませんが、
ハサミやカッター類だけは
あれこれ持っています(笑)
ポップアップカードなどペーパークラフト類が好きなので^^
先日、
手元にあるハサミを使っての切り比べを記事にしましたが
それに書いていない点があることに気づきましたので、
今回記事にしてみました。
リングの形(ハサミの指穴)
指穴(リング)が円状になっていてハサミは
閉じた際に、リング同士はくっついても
ハンドル(アーム)部分は開いています。
こういう形のハサミは、
細かいコントロールがしやすく、
ハサミの刃先で切れるという事です。
そういえば
美容師さんのハサミもこんな形ですね。
手芸用のハサミを使って、
レース切り絵の様な繊細な線が切りにくいのは
リングとアームの形が理由のひとつかも?
(少し指を動かしただけでも
刃先が大きく開いてしまいます。)
前回の記事とたぶりますが、
他の注意すべき点を
もう1回確認してみましょう。
↓
刃先のシャープさ
薄い紙の切り絵は
紙に突き刺してから切り絵を始めますね。
なので、刃先はシャープな方が良いです。
※私は切り始めに必ず針も使いますが、
それは細い線へのダメージを少なくする為です。
シンプルなデザイン(1mm以下の線が無い)は
刃先がシャープであれば
針は必要無いかもしれません。
刃の厚さ
刃は薄めのを選ぶと良いですね。
厚めの刃だと、
ハサミが上手く回りません。
刃の長さ
刃は短めのを選ぶと良いでしょう。
切る部分は短め。
ハンドル部分が長い。(刃の2倍くらいある?)
刃の部分が長いと、
刃先の細かいコントロールが出来ないです。
刃のスムーズな動き
これは実際に使ってみないと分からないのですが、
ネットのレビューなどを読んで
実際に使っている方々の
声を参考にされると良いと思います。
(使い勝手は個人の好みもありますが。)
他のハサミも各メーカーから出ています。
尚、今回話しているハサミは
厚手の紙の場合は使えません。
(使えますが、刃先が劣化しやすいです^^;)
厚手の紙の切り絵は
カッターやアートナイフの方が切り易いかも。
切る素材によって、ツールを変えてみると
今まで切りにくかったのが
切れるようになったという事が
起きるかもしれません。
もちろん、
一番必要なのは練習&練習ですね。←自分自身への言い聞かせ(笑)
これまでに実際に切ってみた切り絵、
最近は、こういう凝った切り抜きの絵本が、多数の出版社から出ている様です。
ジグザグなアコーディオン型絵本 ご存知の『赤ずきん』
可愛らしいイラストのカッティングセンス。気になる作家。
『赤ずきん』(洋書)
『長靴をはいた猫』(洋書)も出版されています。
色々な飛び出す絵本の感想。こちらに一覧まとめています。
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